農園は原則不耕起だが,キクイモ畑一部耕起
2014-12-23
農園の最初のキクイモコーナーが,土手から侵入する笹の根(地下茎)に制圧され気味。救出し,キクイモ再興のために支援が必要となった。
そこで,耕起することに…。
笹の地下茎は脅威
土手に生える笹。油断していると,すぐに畑に侵入してくる。
結構中の方まで伸びて,顔を出している所もある。
このままではこのコーナーのキクイモが絶えてしまいそうだ。
不耕起が原則だが,こうした場合は耕起して作物を助ける必要がある。

土手側を中心に,笹の地下茎を掘り出した。

ついでに全体に備中を入れ,石とキクイモを掘り出し,耕起。

キクイモを,4畝,等間隔100個に植え直した。
もちろん掘り出したとはいえ,キクイモのことだから,春になれば,あちこちから顔を出してくるだろう。今年は,それを放置せず,間引きをして大きめのイモに育てたい。
植えた後は,枯れ草や刈草を掛けて裸地にならないようにして,完了!
と言いたいが,草も足りず,時間もなく,この日は中途で退却。


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不耕起の禁を破った結果は
2014-06-05
自然農をめざした野菜作りから不耕起4年。 ところが,弊害も多く出て来た。
モグラのトンネル,そのトンネルを利用する野ネズミ。
そして,土の中には大きな石がゴロゴロ。
モグラは
不耕起の土中に空気を送り込んでくれるのはいいと思うのだが,度が過ぎるとトンネルが縦横無尽に走るようになり,苗は根づかず枯れてしまったりする。
雨が降らないと,土がパサパサに乾燥してしまう。
ミミズなど有用な小動物も食い尽くしてしまったり…
野ネズミは
モグラのトンネルを使ってあちこちに出没。
そして,地中の作物をかじる。
サツマイモ,ジャガイモ,蕪,玉ネギ,ネギ,…。植えた苗さえ根元からかじってしまう。
土の中の石ころは
乾燥が激しい箇所に鍬を入れてみると,ガチッ,ガチッ。
野菜にとってなかなか厳しい環境。
”不耕起”に限らず,盲信することなく,臨機応変の対応は必要だろう。
やはり,『野菜・米作りに王道・常道無し』で。
そこで,意を決して,今季は耕起してモグラのトンネルを一度潰してみることに。
その期に大きな石を拾い出す。

サツマイモで
去年何本か枯らしてしまったが,今年は全部活着している。


枝豆で
最初の不耕起直播きでは,虫にほとんど食べられてしまったので,苗を作って再度挑戦。
ハムシに穴をあけられた様子は見られるが,まだ枯れたりしおれたりしている株はなし。


落花生も 順調

今のところ,いい結果が出ているように見えるのだが…
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不耕起の農園にも畝が増えた
2014-05-22
4年前野菜作りを始めたときは,農園には畝は全くなかった。 畝を作り始めたのは,2年目の夏,台風により広く冠水し,ズッキーニ100株中70株が1日の内に腐ってしまったことから。
原則不耕起
通路がどこか分かる程度には高低差はある。

冠水被害のあった箇所には畝を作って,冠水することはなくなった。

畝を作るといっても,起こして堆肥など元肥を入れるわけではなく,通路になる土を削って盛り土するもので,基本不耕起。

新たな問題が
不耕起が続いているせいか,モグラ道が縦横無尽に掘られ,苗の根が浮き上がってしまったり,乾燥が激しくなったりするようになった。
あまりひどい所は,鍬で砕かなくてはならない。これは耕起になるのかな。
もう一つは,雨がすぐにしみこまず,ジャガイモが腐ってしまった箇所。
ここは,今回サツマイモを作るのに畝を作った。ついでにモグラ道を潰そうとしたので,完全に耕起状態に。

石が多いとは分かっているが,10m程の1畝分でこの量の石が出て来る。

不耕起も,一旦しっかりした畑にしてからスタートした方がよかったのかも…。
あっ,もうモグラが!

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ズッキーニの本定植開始
2014-04-20
オーラム(黄色いズッキーニ)の苗が大きくなってきた。天気も雨→晴れ又は曇り→雨という苗植えに絶好の予報。 しかし,”月のリズム”からいくと,全くの谷間。
さて,雨を取るべきか”月のリズム”を取るべきか…
月のリズムと野菜作り
月のリズムを目安に種蒔きや苗の定植日を決めて,野菜作りを進めるやり方があることを去年知り,できる範囲で合わせてみた。
その方法をとるならば,今年4月の次の定植好適日は,25日~27日。
去年の雨の降らない夏,オーラムは,水も与えることもなかったのに11月まで収穫できた。
そこで,調べてみると,去年のオーラムの定植日は,まさに月のリズムにピッタリあてはまっていた。
「そうか,25日まで待つべきか」と思ったが,
いやいや「同時に雨と雨の間という条件にもあてはまっている」ではないか。
他の野菜のできは,よかったり悪かったりだったので,この農園の環境を考えると,雨を最優先にした方がよいだろうと定植することに決定。
ズッキーニ本格定植開始
まず,朝2時間ほどポットのまま冠水させ,土にしっかり水を吸わせた。

農園は不耕起方針だが,モグラの穴が縦横無尽にできているので,今回は苗を植える周りを直径40cmくらい鍬で起こした。

オーラム20本を定植。

あんどんの中に収まった。

次に,自家採種の緑ズッキーニと黄色いUFO型ゴールデンスカラップが控えている。


この2種は,現在の大きさからいって,月のリズムに合った26日の定植を予定。
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不耕起栽培の畑のタンポポはどうしたら?
2014-04-06
去年から農園の一部にタンポポが出現。今年も同様な様子となり,さらに繁殖している模様。 これは取り除くべき雑草か? 待っていても自分からは退場しない?!
畑の中では,あまり見かけなかったタンポポが,去年の春,一角に広がった。
見た目はきれいだが,あまり歓迎したくないお客さんだ。

今年は冬の寒さがきつかったので,もしかしたら少しは減るかもと期待していた。
”そうは問屋が卸さない”砂糖に蜂蜜を掛けたくらいの甘い期待だった。
今年も一面のタンポポ。それどころか,さらに領域を広めている。

農園に生えているのはセイヨウタンポポ。
頭を切っても,すぐ新たな花が伸びてくる。根は50cmから1m近くまでなる。
生命力が強く,根の一部を切り取って地面に埋めれば,芽が出てタンポポとして再生してくる。

不耕起の畑で利点はあるのか調べてみたが,『抜くべき雑草』というのが正解のようだ。
しかし,これを根絶やしにするのは至難の業だろうな。
あまり鍬をふるうと不耕起でなくなってしまうし。
まずは,綿毛を飛ばさないようにして,これ以上増やさないことから始めなければ。
もうずいぶん前のことだが,根を掘ってあくを抜き,きんぴらにして食べたことがある。
一応食べられた。
「あまり抵抗するようなら,食べてしまうぞ!」この脅しもきかないかな。
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不耕起栽培のダイコン
2014-01-05
農園は不耕起栽培を始めて,間もなく4年になる。 耕起している人からは,不耕起では土地がかたくなってしまうのではと思われがちだが,実際はどうか…。
不耕起の畑は,なぜかふかふか
不耕起の畑というが,ほんとはいろいろなものが耕起している。
大きな生き物では,モグラ。少し小さくなると,ミミズ,コガネムシの幼虫。さらに小さな虫の成虫や幼虫。もっと小さくなると,微生物といわれるものたち。
草の根も,おおいに貢献してくれている。
そのため,土はふかふか状態。

地下にまっすぐ伸びるダイコンを抜いてみる。
雨が降った後なら,数日間は手で引っぱれば抜けるが,さすがに乾燥してくると,長いものはちょっと難しい。
そこで,スコップを入れると,スッと入っていく。

結構真っ直ぐに伸びている。


しかし,途中で曲がっており,折れてしまったものも…。

この地面のかたさは,尋常ではない。原因は,
畑は,山の土で埋め立てられた土地なので,中にはけっこう大きな石がゴロゴロしており,障害となっている。
石を取り除いてから不耕起栽培をしなければいけなかったのか。
でも,今となっては,このまま様子を見ながら続けて行くしかないなというところ。
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自生え野菜は得した気分
2013-12-27
不耕起で栽培していると,あちこちに自生えの野菜が顔を出す。(耕起でも出るとは思うが) 思いもよらず,そんな野菜を見つけたとき,驚きと同時に得した気分になる。
大根の列の中に赤大根が
白い大根が並ぶ中に,なぜか1本だけ赤大根が育っている。

去年近くで栽培していた赤大根の種からだろう。
白菜の中に菜花

これも,去年すぐ近くで菜花を栽培していたせいだろう。
大根の畝の間にラッキョウ

この辺りにラッキョウを作ったのは,確か2年前。残り続けたようだ。
踏んづけてしまいそうなので,目印の支柱を立ててある。
これは大玉ニンニクの孫?

大玉ニンニクの横についていた小さな孫のような粒を去年植えた。その年は,いつまで待っても,何も出なかった。
あきらめて,そこに今年ショウガを植えたところ,最近になって,ばらばらニンニクの芽が出て来た。
そうか,2年かかるということか。
予期せぬ自生え野菜は,特別な味がしそう。(ほんとは同じ味でも,気分が違うからかな)
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去年と違った今年の秋ジャガ その原因は?
2013-11-10
去年の秋ジャガは,畝無し20cmの深植えで大成功だった。だから,今年も同じ方法で植え付けてみた。 ところがA,B2つのゾーンに分けて植え付けた内のAゾーンの種芋の8割方が腐ってしまい発芽しなかった。どうして?
Aゾーンの結果
「深植え」8/30~9/2
①2年目アンデスレッド:約5割発芽
②10年以上継続アンデスレッド:約1割発芽

③インカパープル:全滅
④キタアカリ:約1割発芽
④ニシユタカ:約1割発芽

腐ってしまった所へ浅植えで「植え直し」9/25
⑤植え直しニシユタカ:全部発芽
⑥植え直しインカパープル:約9割発芽
Bゾーンの結果
「深植え」8/30~9/2
①2年目アンデスレッド:約9割発芽
②10年以上継続アンデスレッド:約9割発芽
③ニシユタカ:約8割発芽

残っていたジャガイモを浅植えで「植え直し」9/21,9/25
④植え直し10年以上継続アンデスレッド(小):全部発芽
⑤植え直し10年以上継続アンデスレッド(大):全部発芽

原因を考えるに,
9/16の台風18号の直撃による冠水,その後の排水の違いで明暗が分かれたようだ。
①Aゾーンは表面は乾燥しているが,少し下は排水の悪い箇所が多く,畝無し深植えでは種芋が腐ってしまった。
②芽出しが足りなかったものが腐った。芽出しができていた「2年目アンデスレッド」は比較的発芽率がよかった。
※Bゾーンの土は,排水性がよかった。
浅植えでの「植え直し」では,A,Bどちらもほとんど発芽したことから,やはり①②が原因だろうと思われる。
秋ジャガは,不耕起のため土寄せがしにくいことと,暑さ除けの意味から深植えをしていたのだが,天候との相談がいったようだ。
来年は,暑さが和らいでから浅植えとするのが一番失敗がない方法かなというのが結論。
天候が相談に乗ってくれそうにないから。
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耕起追加 ~ゴマ,ピーマン,赤モウイで~
2013-05-21
サツマイモ畝予定地をを耕起したところ,地下には予想通りひどいモグラ道が走っていた。 定植苗の活着が悪いのは,ここに一因があるのではと。
そこで,試験的にゴマの4畝中1畝と追加のピーマン4株,赤モウイ(沖縄の瓜)5株の各箇所を耕起し,モグラ道を潰してから定植してみた。



何事も確かめが肝心
世の中,進歩の速い分野では,先人が発見・確認したことをいちいち追認していると,その分時間の無駄になる。
でも,野菜作りでは,一歩一歩でいいのかなと思う。特に自然農では。
土地の条件や周りの環境が異なっていることにより,これが1番という栽培方法は土地や地域によって違ってくる。
「自然農は不耕起」といって,何が何でも不耕起にこだわっていると,今回のモグラのように被害が大きくなってくる。

まずは,現状を確かめて新たな一歩ということかな。一歩下がって二歩進むといきたい。
間違っても一歩進んで二歩下がるにならないように気をつけて。
などと講釈を述べていたが,翌日赤モウイの畝に縦貫トンネルが!”モウー”
トンネルを踏みつぶして,障害物を差し込んだ。

特に真ん中は頑丈に。

さてどうなるかな。
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不耕起→一部耕起
2013-05-19
自然農をめざした3年前から,農園はほとんどが不耕起。 耕起したといえば,サツマイモを試験的にビニルマルチで作った時とサツマイモやジャガイモを掘った時くらい。掘るときも,起こすのは最小限になるように気をつけている。
しかし,今回は,本格的に耕起となった。
サツマイモを植えるためにキクイモの掘り上げ
キクイモの繁殖力は,すごい。
畑の中にキクイモを植えたのは2年前。50本くらい。
少なく見積もって1本から5個のイモができたとして,去年は250本に。ほとんど収穫せずそのまま置いたので,今年は1250本が芽を出してきた計算に。
3年もおけば,草原ができる。

農園の外周にも十分過ぎるほど増えたので,畑の中のキクイモは取り除いて,サツマイモを植えることにした。
キクイモは,茎を刈っても,地下部のイモを残すとまた芽が出てきてしまう。
このイモを掘り出すには,全面を掘り起こすしかない。

鍬と備中を準備して

トライ!
中は,予想通りモグラ道が!
なんと,トンネルは,しっかり上下線が。しかも,みごとに畝を縦断している。

農園全体に,このモグラ道が縦横無尽に掘られている。
定植した苗が上手く活着しない大きな原因になっているように思う。
耕起することで,この畝のモグラ道を潰すことができた。
反面,草などによってできた根穴構造や肥料作りをしてくれる地中のミミズなどの生物や微生物の住みかが壊れてしまった。
その結果,どうなるか観察していくことにする。

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